開発途上国の、特に女性を中心とする手工業者の生産品を、買い叩かれることから防ぎ、適正な価格で取引できるようにしよう、というのが
「フェアトレード」活動です。
現地の生産者団体と交渉して手工芸品を輸入するNPO団体があります。
フェアトレード活動によって、生産者の適性な収入と職場が確保され、自立支援に貢献することができます。
また、手工芸品を通じて、精神的にも、使う人と作る人が繋がることができます。
具体的には、フェアトレード団体が輸入した手工芸品を、自分の周囲の企業、団体、大学、その他のイベント会場、店舗などで販売します。
「委託販売」ですから売れ残った商品は返品ができます。
通常、「委託販売セット」があって、半日から一日分のイベント向け商品約10万円分くらいが用意されています。
売れた商品代金の80%が請求され、残りの20%が費用(つまり収入など)に当てられます。
たとえば、5万円分が販売できれば、バングラデシュの5人家族が一ヶ月暮らせるだけの賃金となるそうです。
実際の自分たちの収入以上に、それが嬉しい、という人が多いのです。
このような活動に関心があれば、フェアトレード団体に連絡して活動に参加したいと伝えます。
「委託販売によるボランティア活動」という形で一定期間(2週間程度)商品を預かって販売します。
売れ残った分は返品できます。
フェアトレード活動NPOはたくさんあって、
「フェアトレードジャパン」
「ピースウィンズジャパン」
「シャプラニール」
「アイキャン」
などがあります。
それぞれ、成り立ちが異なっていて、どの国の商品を扱っているか、どのような理念を持っているか、HPで確認するとよいでしょう。
ボランティアとしての活動分野はいろいろあります。
図書館での読み聞かせ、
点字本の作成、
地域のガイドなどもあります。
身近なところにも参加できるものがあります。
健康でやる気があれば長く続けることができます。
生きがいが感じられて、やりがいがある。
仲間も増えます。
そういう選択肢もある、ということも頭に入れておくといいですね。