こんな見出しの記事が目につきます。
特に「転倒」が多いそうです。
確かに、ヘルパーさんにしても、厨房や工場で働く人も、転ぶ、滑る、転倒するという事例がとても多いです。
労災を申請するほどではなくても、いつ大きなケガにつながるかわかりません。
転びやすい場所のチェックは必須です。
まず注意しなければならないのは、移動するときの通路です。
一つの場所にじっとしていることは少ないのではないでしょうか?
また、移動するときは急いでいるので、足元への注意がおろそかになりがちです。
そんな時に、ちょっとした段差につまずいたり、滑ってケガをするのです。
手に物を持っているときは特に要注意です。
前が見えなかったり、そもそもバランスを崩しやすかったり、危ないときに体を支え切れなかったり。
動作の俊敏さでは若い人には敵いません。
力仕事にしてもそうです。
そこを経験で補えるように工夫していかなければなりません。
職場では、同等に仕事を果たすことが求められます。
その「同等」とは、同じことをするということではなく、求められることをきっちりする、ということです。
正社員もパート勤務も、求められるのは、経験と経験を生かした働き方です。
円滑な人間関係を築くことも重要です。
心配り、気配りが職場の空気を良くします。
「求められている役割」をしっかり果たしてゆくことが大切です。
それができてこその「仕事」です。
自分の強みを考えて活かすこと、それが長く働くためには必要です。
つまりは「求められる人材」になることです。
労災申請の対象ではいけません。
それはパート勤務でも同じです。
相手が何を求めているのか、リサーチして、自分にできることを考えましょう。
「働く」というのはそういうことです。
ただ、指示に従うのではなく、自分で考えないと働く面白さはわかりません。
その、面白さがやりがい、働き甲斐となって、長く働ける基になります。
生き生きとした人生を送るには、そんな「やりがい」や「生きがい」が不可欠です。
誰にも「老化」は訪れます。
残念ですが。
それを嘆いている暇はありません。
嘆くよりも、では何ができるのか?
できないことではなく、できることを考えましょう。
経理の経験、PCが得意、エクセルが使いこなせる、料理が得意、子育ての経験、などなど。
自分の経歴を見直してみましょう。
知らない分野ではなく、知っている分野で強みを生かす。
それが一番です。