タクシーを利用すると、けっこう高齢のドライバーに出会いませんか?
タクシー運転手という仕事はこの頃ではむしろ高齢者の仕事になってきています。
というのは収入があまり多くないからです。
タクシー会社には定められたシフトがありますが、これは会社によっても違います。
ただ、個人事業主的な面もあって、ある程度の時間の自由がききます。これは営業で外歩きをする人にも言えますね。
収入を増やすために、頑張る人もいますが、子どもが独立し、のんびり働きたい人が多いのがこの業界の最近の実態です。
タクシードライバーになるには、小型2種の自動車運転免許が必要です。
これはタクシー会社に就職が決まれば、会社のほうで免許をとるための講習費用・受験費用は負担してくれます。
免許を取るのは普通に運転ができれば難しくはありません。
ただし、安全確認については、目だけでなく身体ごと動かして確認動作をすることが求められます。
だいたい5,6回で試験に合格できるようです。
仕事を始めるにあたっては、2日程、会社の教官が同乗しての基本訓練があり、その後、接客や仕事全般の流れ、地域ごとのタクシー業界のルールなどを教えられることになります。
市や町によって、待機してよい場所や、順番待ちのルールが決まっているからで、これを覚えておかないと仕事ができません。
当然、道を覚える必要もあります。
今はナビがついていますが、遠方でもないのにナビを頼りにされると乗客としてはちょっと「アレ?」と思います。
実際の仕事のやり方としては、話を聞いてみると、「近所を流しながら多くのお客さんを拾う」ことに尽きるようです。
遠くまで行って料金が高くなっても帰りは空で戻って来るので、戻りの時間が無駄になります。
ですから、夕方など利用者が多い時間や場所を覚えて走るようにするといいそうです。
こういったことに慣れてくると、仕事を楽しむゆとりができます。
デメリットとしては乗客とのトラブル。酔っ払いや、乗り逃げには要注意だとか。
これは、ある病院の出口に待機している個人タクシーですが、車が趣味で運転が好き。
会社を退職して、タクシードライバーになったそうです。
個人タクシーなので時間も自由。
病院で待機しているのも、お役に立てるのが嬉しいからだとか。
運転も丁寧で安心できました。
特に個人タクシーの場合、お得意さんが何人かいると、たとえば、京都に花見、とか近くの温泉とかの依頼があったり、お客さんの送迎や、お子さんの送迎など
仕事には困らないようです。
いいお客さんがいれば、自分の都合に合わせて仕事ができますね。