「介護タクシー」は最近かなり知られてきました。
車椅子やベッドで移動できるので、病院から病院へ、病院から自宅や施設への移動によく利用されます。
介護タクシーの開業には小型二種運転免許と介護ヘルパー2級の資格(現在、介護職員初任者研修)が必要です。
ただ病院での客待ちなどはできないため、予約を受けての仕事になります。
仕事の内容は、上記のような車椅子やベッドでの搬送になります。
依頼を受けて病院の病室まで患者を迎えに行って、送迎先の施設の部屋まで送り届けるのです。
まだまだ地域によっては「介護タクシー」は少ないので、今後の高齢化社会を考えるとニーズは増えるでしょう。
料金も普通のタクシーよりかなり高くなります。
また、介護保険適用サービスですから、介護報酬を受けとることもでき、報酬面でも期待できます
ある程度の営業努力は必要ですが、病院などにチラシや案内を置いてもらえると知名度もあがって利用者が増えるでしょう。
利用した人のクチコミが一番の宣伝になります。
介護施設のデイサービスの送迎ドライバーも募集が多いです。
これは、朝と夕方が送迎時間になりますから、働く時間が短く限られています。
ですから、高齢者に向いている仕事と言えるでしょう。
自分で開業するのではなく、施設でのパートの仕事になります。
この場合も介護職員初任者研修を取っておくと、ドライバーとしてだけでなく介護職員として働けますから資格は取っておきましょう。
介護関係の資格は実務を重ねながら取ることができます。
介護施設で働くのであればその経験をいかして資格にむすびつけましょう。
介護に関する知識は無駄にはなりません。
家族や自分自身にとって必ず役に立ちます。
介護用品、介護施設、病院、介護保険について、詳しく知ることはそれを利用するときには大切な知識になります。
介護が必要になると、ケアマネージャーが介護プランを作成しますが、このケアマネの能力によってプランに差がつくことが多いのです。
自分でプラン作成ができるくらいの知識を持っていると安心ですね。
介護タクシーを自営で始めるか、施設の送迎ドライバーになるか、どんな働き方がしたいかによって別れるところです。
介護職員として働きながら、送迎もする、ということもあります。
施設の求人の内容をよく検討して考えましょう。
ただ、男性の介護職の場合、力仕事が求められることがどうしても増えます。
たとえば、体重がある男性の、トイレや入浴の介助などです。
腰を痛めることもありますから(コツはありますが)体力勝負の面もあります。
無理なく働けるかどうか、というのも仕事を選ぶとき
の大きなポイントです。