ある本を読んでいたら、実際65歳からの新たな雇用は無いと考えて、65歳未満での仕事を延長すると考えるのが現実的である、とされていました。
ここでは60歳からの仕事を考えていますが、確かに、65歳以上になると「シルバー人材センター」に登録して、いわばボランティアのような形での仕事になってしまうのが現実ですね。
そう考えると、65歳前にできれば長く働ける仕事を見つけることが大事になってきます。
これはハローワークで求人情報を見る方はよくご存知でしょうが、多いのはパートでの作業です。
年齢不問となっています。
パートですと時給850円から1000円位が多いでしょう。
この時給は、まず上がることはありません。
それでも無理なく、長く働きたいと思うならば、選択肢としては現実的です。
生活のために収入が必要である。のであれば、どのくらいの収入が必要か？
気楽に働きたいのか、独立・起業して高収入を目標にしたいのか？
自分のキャリア、資格、特技など、自分の価値はどのくらいなのかを知る必要があります。
資格を持っていても、独立するのであれば「営業」力が必要になります。
顧客を得ることができなければ「独立」は夢に終わります。
これまでの人脈を活かすことができれば独立・起業も可能でしょう。
雇用されての働き方は、いつまでもできるものではありません。
年齢を重ねても、収入アップはありません。
収入をある程度必要とするなら、独立して長く仕事ができるように早めに準備しておくべきです。
収入にあまりこだわりがないのであれば、生きがいなる趣味や、ボランティア活動、あるいはそれにつながるような仕事を「シルバー人材センター」に登録して探すこともできます。
仕事を続けることは、人や社会のために役立っている、と、感じられることであり、それが生きがい、さらに健康の素にもなります。
60歳からの仕事によって、65歳以降の生き方が大きく左右されます。
65歳からの再就職や転職は、独立・起業以外では難しいからです。
ですから前述したように、独立・起業の準備をするか、そうでなければ、できるだけ長く働ける仕事に就くか、その選択をした上で、仕事探しをしなければなりません。
それとは別に、定年後にはこれをしたい、と若い頃から考えていたことがあるかもしれません。
それがあるなら、本当に自分のしたいことにチャレンジしてみるべきでしょう。
人生は限りあるもの。
やり残したものがあるなら、自分なりに満足できるような人生にするべく進んでみるのもいいでしょう。