シルバー人材センターは60歳以上で、健康のために体を動かしたい、とか、生きがいを見つけたいと言った方のための就業機会の提案、情報の公開などをしています。
が、会員が減っている地域もあるようです。
逆に仕事の依頼は増えているとも聞いています。
つまり、定年が65歳に延長されたことから、60~65歳の方の登録が減り、働き手を求める事業所からの求人が高齢者にシフトしてきた、という2つのことが言えそうです。
気軽に働きたい、という人が多いと思われるセンターに、たとえば工場内での仕事などハードなものが増えているようです。
高齢者故の低賃金・短時間の仕事の募集が増加しているようなんです。
ただ、これはそもそも登録者のニーズに合っていませんから、うまくマッチしない状況になりますね。
年齢に関わりなく働きたいのであれば、「シルバー」と言わずに、普通に求人に応募しましょう。
自ら「シルバー」と言っていては、仕事を依頼する方もやりにくいです。
これまでの経験、資格、特技などをまとめておいて、こんなことができます、とアピールしましょう。
明るく、健康で、身軽に動ける、まずは、ココです。
多少年齢を重ねていても、あなた自身をアピールできれば、仕事を得ることは可能です。
できれば、すぐに面接してもらえる求人を選びます。
書類選考からですと、年齢をチェックされて、あなたの長所をアピールすることができません。
まずは身だしなみです。
スーツとは言いませんが、きちんとした服装で。
特に靴はちゃんと磨いておきます。
いくら歩きやすくても、スニーカーや運動靴は避けます。
できるだけ明るい印象を持たれるように工夫します。
髪型、男性は特にボサボサに見えないように。
女性はメイクが濃くならないように。
椅子に腰掛けた時の姿勢にも注意しましょう。
背もたれにくたっともたれずに、背筋を伸ばして。
質問には丁寧に答えます、ただし余分な話はしないように。
「よろしくお願いします」
「ありがとうございました」
当たり前の挨拶でいいので、きちんとしましょう。
質問したいことがあれば、事前にまとめておきます。
思いつきで発言して、しどろもどろにならないように。
面接の時間すべてが、あなたという人をみてもらう大事な時間です。
柔軟な思考ができるか、職場にうまく適応できるか、少なくとも、やる気があるか。
健康で長く働けるか。
そういうところを先方は見ています。
働く時間など希望があれば、はっきり伝えておきます。
お互いに相手を見て、これならば、と納得できれば話は決まります。
就職したいからといって、安易に妥協しないようにします。
短期間で辞めてしまっては、次の仕事に就くときにマイナスになることもありますから。
できれば長く働ける仕事をじっくり探しましょう。
年齢を重ねていれば、いつまで働けるか、が大きな問題です。
パートであれば、定年なしで働ける職場もあります。
健康なら、ですが。
短時間でも長く働ける仕事がしたいのか、フルタイムで働きたいのか。
実際に可能な働き方をよく考えて、自分にあった仕事を探しましょう。