「履歴書」と「職務経歴書」は目的が違います。
「履歴書」は見せる、または見てもらう書類。
「職務経歴書」は読ませる、または読んでもらう書類。
そういう意味で、履歴書は手書き、職務経歴書はパソコンで作成しましょう。
「見せる」工夫をします。
見せる書類という点で、まず写真に拘りましょう。
若い人でも写真の修正は当たり前です。
第一印象はそのくらい大切です。
ですから「スピード写真」ではなく写真館で撮ってもらいましょう。
履歴書用の写真であることを話して、若々しいイメージになるようにお願いします。
もちろんスーツで、ネクタイは特に注意して選びます。
散髪もしておくといいですね。
履歴書の形式は決まっています。
必ず「手書き」にします。
丁寧に、バランスに注意して書きましょう。
全ての項目に記入します。
名称は省略せず、正しく書きます。
学歴は中学卒業から記入。
志望動機や本人希望欄は必ず書きます。
通勤時間はできればリサーチして分単位まで書けるようにしておくと、アピールできます。
資格・免許の欄は全て書くのではなく応募先の企業で使えるものを書きましょう。
特に趣味・特技の欄はよく考えてさりげなくアピール出来ることを記入します。
たとえば、趣味を「ウォーキング」にすると健康である程度の体力もあることがアピールできますね。
「職務経歴書」には決まった形はありません。
が、だいたいA4用紙2枚程度でまとめましょう。
手書きではなく、パソコンのソフトを使って書きます。
年齢からして、ここでパソコンが使えることをアピールしておくのは大事なことです。
決まった形式がないので、読みやすいように工夫します。
履歴書と重複しないように、内容を考えましょう。
主にその部署でどんな仕事をしたのか、期間はどのくらいかをわかりやすく書きます。
さらにその職務を遂行するにあたって、どんな能力を身につけたか具体的に記入しましょう。
たとえば、
「コミュニケーション力」とか
「クレーム処理能力」
「人材育成の力」といったものです。
先方の企業で役に立つと思われる能力を知ってもらうのです。
まずは書類でアピールしないと面接には進めません。
求人に応募するときは、その企業で何ができるか、どんなことを提供できるか、を具体的に考えながら応募書類を作ります。
ですから、履歴書の使い回しはしてはいけません。
担当者が見ればすぐにわかります。
面倒かもしれませんが、応募する会社ごとに全て一から書くようにしましょう。
特に経理のベテラン、クレーム処理の経験者はまだ若い企業にとっては是非とも必要な人材です。
経験をアピールできる分野でもありますから、「職務経歴書」でしっかりアピールしましょう。