「便利屋」をはじめてみたら

 

なかなかハローワークで仕事が決まらない60歳の男性。

仮に「Aさん」としましょう。

なにかアルバイトをするにしても歳下の人に使われるのは面白くない、というので自分で始められることはないか、と考えていたそうです。

それで見つけたのがハローワークに行く途中にあった「便利屋」の張り紙。

 

これにピンときたそうです。

 

 

「便利屋」ならすぐにもできる!

 

 

その張り紙には「なんでもやります!」とあって、

「なんでも」の例として、

庭掃除、草取り、子守、パソコン初期設定、家庭教師、引越し手伝い、買い物代行、話し相手、その他なんでもご相談ください。

とあったそうです。

Aさんは、これなら自分にもできる、と思ったのです。

チラシを作ってまけばいい、というところからスタートです。

チラシは手書きで作ってコピーしてもいいですし、パソコンで作ってもいいでしょう。

大事なことは、見やすく、わかり易いことです。

何ができるのか、料金を明確にしておく。

連絡先、連絡時間、名前(屋号)を明記する。

特に料金表を作っておくとお客さんは安心です。

また「便利屋」とはいえ、引き受けられないこともありますから、ひとこと
『お引き受けできない場合もあります』と書いておくとある程度、仕事は選びますよ、という姿勢が出て、却って信頼されます。

 

料金はたとえば基本料金を決めておいて、あとは仕事の内容によっていくつか例をあげておくとお客さんは依頼しやすくなります。

(例)
基本料金 1000円/時・・雑用など
家庭教師  1500円/時

深夜料金(夜11時~朝6時)1000円増し。
出張料金無料

 

チラシは自分でポスティングすれば経費はかかりません。

ただし、すぐに反応があるとは限りませんし、仮に頑張って1000枚配ったとしても、結果が出ないこともありますから、覚悟しておきましょう。

配るだけでなく、置かせてもらうことも考えましょう。

美容院とか、理髪店に置かせてもらうと地元の人に見てもらいやすいかもしれません。

Aさんの場合、電話対応は会社で慣れていたそうですが、それでも、どんな話し方をすればいいのか、練習したそうです。

大事なのは、仕事の内容を確認して、できるかどうかを判断すること。料金の支払いを明確にしておくことです。

 

特に部品などの「実費」作業後に現金での支払い、などについては初めに電話で
伝えておくようにします。

 

Aさんはこうして自分で仕事を始めました。

 

 

 

まとめ

 

 

Aさんは「便利屋」を続けていこうと考えています。

「自分が」する仕事は楽しいと言います。

会社で働くのとは全く違うと言っています。

全て自分の責任ですが、喜ばれ感謝されるのがとにかく嬉しい、と。

お得意さんもできたようです。

信頼感がリピーターを呼ぶのですね。

ハローワークで難しい顔していたAさんでしたが、今はとても楽しそうでした。

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