趣味が高じて「ギター教室」

 

ホテルマンだったCさんはギターが趣味でした。

再就職では接客のプロの技量が生きる受付業務がすぐに決まり働きだしたのですが・・。

一年ほどするとその会社を辞めてギター教室を始めました。

 

 

好きだから続けていたギターが生きた

 

 

昔からのギター仲間と、ときどき演奏していたらしいのですが頼まれて個人レッスンはしていたそうです。

ギターと言ってもクラシック。あとフォーク。

教える相手はそれほど若い人ではなく、40歳以上の『お父さん』が多いとか。

出張レッスン、自宅での個人レッスンで、土日や平日の夜が忙しくなり、受付の仕事は辞めざるを得なくなったそうです。

 

今では厚生年金を受け取りながら、自宅の一室を防音設備をつけた「ギター教室」にしています。

 

その他にも「書道」を教え始めた人、絵画教室を始めた人、「マナーの講義」を始めた人もいます。

 

これまで趣味でやってきたことを活かして仕事にできれば、嬉しいですね。

ただし、大事なことは「相手に教える」ことが好きかどうか、ということです。

 

 

技量よりも「思いやり」

 

 

もちろん技量が優れていることは大事ですが、それが全てではありません。

演奏の「プロ」を養成するのではないのです。

習いに来る生徒のために、カリキュラムを考え、よく知られた曲を演奏しやすいように編曲してみたり。

生徒を喜ばせる「サービス」業であることを意識しておかないといけません。

「趣味」でなく「仕事」にする、ということは、自分が楽しいというよりも、生徒を楽しませる必要がある、ということです。

また、「教える」のならば、個人レッスンがいいいのか、グループでのレッスンがいいのか。

同様の教室のシステムを研究してみましょう。

集まってきた生徒のレベルによっても、やり方は違ってきます。

生徒が喜んで満足し、辞めずに継続してくれて、始めて「仕事」が成り立ちます。

そうなれば、口コミで新たな生徒が増えたり、生徒が友人を連れてきてくれて、教室は成功へと向かうでしょう。

 

 

まとめ

 

 

どんな仕事をしたいか、というのはあなた自身を知るところから始まります。

「教える」のが好きとか、話は苦手だけれど、人に喜ばれるのが好き、とか、きっちり自分の仕事をやり遂げる満足感がほしい、とか。

 

もう若くはないのですから、今の自分の武器は何か、よく考えて、ストレスなく続けられる仕事を探しましょう。

 

気軽に短時間だけ働きたい、週に2,3日働きたい、というのであれば、パートの
求人からこれと思うものに応募してみましょう。

シルバー人材センターに登録しておくと、あなたの希望に合った仕事が見つかるかもしれません。

まずは、無理なく続けられる、あなたに合った仕事を焦らずに探すことです。

 

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