デイサービスはだいたいの場合人手不足です。
通所者の突然の休み
もしくはヘルパーさんの突然の休み。
あるいは、急な体験希望者の参加、
などで人数が日によって増減します。
いですから、人手が足りない日もあれば、過剰な日もある
ので、そう簡単には雇用を増やせない現状があります。
デイサービスの増加による影響は?
デイサービスの事業所はかなり増えました。
そのほとんどがニーズの高い入浴サービスを行なっています。
特に車椅子の方は家族では入浴の介助が難しいです。
デイサービスでは入浴介助、リハビリ指導、マッサージ
などを行う介護士さんがいて、さらに、食事の調理担当
の人をプラスして、だいたい3~4人で仕事を担当して
います。
規模によってはもう少し増えるかもしれません。
勤務時間は9:00~16:00くらいが普通でしょうか。
午前・午後で仕事をシェアすることもあります。
通常は、責任者がひとり。
その他はパートの人となります。
先に上げたような理由で人数が増減するために、
パートさんでないと収益が出ないことになりか
ねないからです。
パートさんにも収入を安定させたいという希望
がありますから、時間の無駄を省くためにも
「掛け持ち」になったりします。
つまり複数の事業所にヘルパー登録をしておいて、
仕事を請け負うということですね。
デイサービスの増加は仕事が増えることに繋がるとも
考えられますが、その一方で、廃止されるデイサービス
もありますから、その影響は判断しにくいです。
ただ、ヘルパーとして仕事をする場合、訪問ヘルパーを
選ぶ人が多い、という実情もあります。
一番大きな問題は施設における人間関係です。
そのストレスで施設勤務をやめて、訪問ヘルパーを選ぶ
のです。
「入浴介助」
デイサービスでは「入浴」がメインとなることが
多いです。
入浴を楽しみに通う人がほとんどでしょう。
ですから「入浴介助」担当者は順番に入浴介助を
行なっていきます。
ベテランの人ほど手早く上手にこなしていきます。
しかし、重度の介護状態の方もいますから、介助者の
負担も大きくなります。
また入浴中の事故はあってはならないことです。
責任も大きくなります。
事前の健康チェックはしていても、何が起こるかは
予想できないのです。
自分自身の腰痛に苦しむこともあります。
入浴介助はたいへんな仕事です。
訪問ヘルパーのメリット・デメリット
訪問ヘルパーは、ご自宅に訪問していわば1対1で
介助を行います。
その内容は介護度に応じてさまざまです。
掃除・調理等の家事援助。
排泄等の身体援助。
いづれにしても介護保険を利用しての介助になります
から、できることとできないことが前もって決められ
ています。
あれをしてほしい、これをしてほしい、と言われるが
ままに何でもできるわけではありません。
時間も限られています。
45分とか1時間とか。
その場合、やはり掛け持ちで何人かを受け持つように
しないと、仕事として成り立たないのです。
施設とちがって人間関係のストレスはないとしても、
一人で責任を負う場面に直面することにもなります。
家の中での事故や状態の急変など。
ですから、どのように関わるにしても、人の生命に
関わることになりますし、きれいごとではないのです。
まとめ
介護の仕事は必要とされる仕事ですし、やりがいもある
仕事です。
ただし、専門知識や技術がないと、自分が腰痛になったり、
介助すべき相手を甘やかすだけになったりしてしまいます。
まずはしっかりと知識を身に付け、何をするべきかを、
学んだ上で、勤務先や勤務形態を考えましょう。
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