そもそも定年後の生活費はどのくらい必要ですか?

 

定年後の生活費はどのくらい必要でしょう?

年金は何歳から受け取りますか?

仕事で収入を得たら年金は減らされるのでしょうか?

 

 

今後の「経済」を考えてみましょう。

 

 

仕事は生きがいを得る手段ですが、当然ながら生活を支える手段でもあります。

今後の生活費がどのくらい必要かは、子どもの状況(独立しているかどうか)年金はいつから受け取るか、妻または夫は働いているかどうか、それぞれの家庭に
よって違います

 

また今後大きな出費の予定があるか(老後の住まいなど)も、早めに考えておきましょう。

ある程度の見通しが立っていれば、気持ちにゆとりが持てます。

これは一人で考えるのではなく、家族全員で考えましょう。

 

将来、夫婦で海外旅行をしたい、とか田舎で暮らしたいというビジョンがあれば、子どもにも話しておくほうが家をどうするかといったことまで含めてある程度の予定を立てられます。

 

老後を夫婦二人で過ごす場合、必要な生活費は1ヶ月に24万円、というデータがあります。
(生活保険文化センター調べ・2007年)

ただこれはアンケート結果の平均値ですから、実際にこの金額が必要かどうかはわかりません。

家が持ち家かどうか、住宅ローンは残っているのか、さまざまな条件によって生活費は違ってくるからです。

また平均寿命に合わせて、たとえば90歳までの生活費を計算して貯蓄額を決めておこうとすれば1億円以上が必要という答えが出るでしょう。

60歳からですと30年間に及ぶのですから。

 

貯蓄があるとしても、それを取り崩す生活ではやはり不安です。

また一方では、老後に備えて今「節約」生活をするってどうなの?

という思いも正直あるでしょう。

ですから、65歳から年金を受け取るとすれば、それまでは仕事をして収入を得て、その収入で生活する、と計画を立てることができます。

退職金を何かの投資に回しておけば(投資先も難しいですが)少しでも増やせるかもしれません。

 

 

予想される出費とは?

 

 

主な将来の出費としては、

子どもの学費等(子どもの年齢による)

住まいは?「終の棲家」といえるのか?老人ホームへの入居を考えるならその費用は?

病気・入院の費用

介護状態になったときの対策(親もしくは自分自身)こうした場合の費用はどうするのか。

保険に加入しているか、貯蓄は十分か、など。

 

さらには、「相続」の問題もあります。

親からの相続、子供または配偶者への相続がスムーズにできるかどうか。

 

予想される出費を考慮して退職金をどう運用するのか、年金はいつから受け取るか、いつまで仕事をするのか、といった具体的な今後の予定を立ててみましょう。

 

将来のことは予測はつきません。

夫婦二人の生活がどこまで続くのか、ひとりになる可能性もあります。

病気になるかもしれません。

ある程度の「予想外の出来事」も含めて柔軟に対処できるように、気持ちにも余裕を持っていたいものです。

 

 

まとめ

 

 

暮らしはまだまだ続きます。

できれば生きがいを持って誰かの役に立つ日々を過ごしたいものですが、まずは日々の生活を考えなければなりません。

必要であれば抑えられる支出は抑えて、ある程度の楽しみは持てるように、今後の家計を考えながらやっていきましょう。

 

 

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