求人をみていると「派遣」会社の求人が多いです。
たとえばハローワークで求人検索をするときに、「派遣」か「派遣以外」かを選択する項目があります。
そのくらい「派遣」求人が多いということです。
「派遣登録」の意味するもの
まず、派遣会社はいつでも求人に対応できるだけの待機人材が必要です。
それでハローワークで求人募集をするのですが、仕事を探している立場からすれば、派遣会社への登録が即仕事の開始ではありませんから、登録もしつつ、仕事
探しも続ける、という二段構えも必要です。
職種によっては、会社が直接求人募集をせずに、派遣会社を通して求人することもあります。
たとえば観光業界にその傾向が強いです。
もちろん正社員は会社で募集しますが、それ以外の旅行の添乗員とか、観光施設の受付など、経験のある人材をすぐに、かつ不定期に必要とするときに、派遣
会社に声をかけるのです。
ですから、希望の職種(会社ではなく職種です)があって、それが派遣によって充当されているようであれば、派遣会社に登録するのが仕事に就く早道になるかもしれません。
派遣会社のシステムがどうなっているのか、会社によって違いますから、ハローワークでよく確かめておくとよいでしょう。
パッケージツアーの「補助添乗員」
旅行会社の目玉であった「パッケージツアー」は現在は主に高齢者によって占められています。
ですから、高齢者向けの細やかなサービスが求められます。
そこで年齢が同じくらいで、気持ちがわかり、話し相手にもなれるような「補助添乗員」が必要とされるようになってきました。
本来の「添乗員」は正規社員や、経験豊富な派遣社員が務めることが多いです。
派遣社員として添乗員をする人もいますが、かなりハードな仕事ではあります。
「補助添乗員」はそこまでハードではなく、あくまで「補助」です。メインの仕事は添乗員がしますから、高齢のお客様へのサービスが第一の任務になります。
特に一人旅の人の話し相手になったり、体調の相談に応じたり、その他、高齢者の要望や要求を先取りして応えることが求められるのです。
旅行会社は、だいたい旅行のあとにお客様アンケートなどの「評価」をしてもらいますから、そこで、補助添乗員も評価の対象になります。
評価の結果や、経験を積むことが、その後の「派遣」へとつながっていきますから、短期の仕事の経験や評価が積み重なって「次」につながる、という意味では
派遣会社でスキルを磨き、実績を積み上げるのも働き方の一つの方法です。
特定の分野のプロとして評価を獲れば、その職種で(会社ではない)長く働くことができるでしょう。
まとめ
特にこの会社、という拘りがなければ、「派遣」という働き方はひとつの選択枝になります。
たとえば「経理」の専門家はどの企業でも欲しいです。
あなたの持っている経験とスキルが実績として積み上がっていって、長く活かすことができるのが「派遣」という働き方かもしれません。
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