ある程度の年齢になると、この仕事をしていていいのだろうか?と思うようになってきます。
それは、体力、気力、能力にやや自信がなくなってきたからでもありますが、そもそも自分がこの仕事を続けていていいのか?と自問するようになるのです。
たとえば、PC入力業務。
もっと速く正確にできる人と交代するべきではないか?
たとえば、洗い場での仕事。
もっと動作が早い人がいいのではないか?
そういう引け目を感じてしまうのですね。
もちろん、職種にょっては、高齢であるが故に良い、ということもあるのです。
たとえば、ヘルパーさん。
高齢で、ヘルパーが必要な人からすれば、あまりに若い人では話が合わないとか、または不安だ、とか。
仕事は続けたいものの、自分が必要だという意識は持ちたい。
また、それがなければ、仕事は続かないのです。
必要なのは、『求められている』という意識
仕事をしたい、というだけでは、だめなのです。
自分の健康のため、収入のため、というのも仕事をしていきたい理由ではありますが、そこにプラス「役に立っている」意識がないと、後ろめたく感じててしまう、そこに60歳を過ぎて働く引け目があるのですね。
「引け目」
つまり、そろそろ引き時ではないか、という意識が常にあるのです。
誰かにそう指摘されるわけではありませんが、自分自身が、そろそろ・・・と思ってしまう。
それは、やはり根底に自分が役に立っているのかどうか、という自分自身への問いかけがあるからでしょう。
「誰かの役に立っている」と思える仕事となると、「訪問ヘルパー」ではないかと、私は思います。
施設での仕事では、やはり同僚との人間関係が問題になります。
特に、年下のひとが上司になったりするとやっかいです。
できれば、そういうストレスとは無縁でいたいもの。
訪問ヘルパーの場合、もちろん訪問する先方との相性はありますが、それ以外の人間関係に悩むことはありません。
また、自分で、仕事先を選ぶこともできます。
その上で、信頼関係が築ければ、「やりがい」を得ることができます。
ヘルパーさんとして長く働いている人が多いのは、必要とされている意識があるからだと思われます。
資格による時給の底上げ
介護初任者研修をとっておくと、介護ヘルパーとしての資格が得られて、時給もよくなります。
60歳を過ぎて働く場合、できれば時給がいいほうが望ましいですよね。
パートですと、だいたい高齢者は時給が安く抑えられてしまいます。
働く時間は、どうしても短くなりがちですから、資格を取ってできるだけ時給を上げるようにしましょう。
経験と智慧、ここで勝負しなければ。
若い人にはないものを持っていることをアピールしましょう。
ただし、働くのですから甘えは禁物です。
健康管理と業務への責任
当然ながら無断欠勤は論外ですし、自分の業務は全うしなければなりません。
そのためには、健康管理は欠かせません。
高齢者をいたわってくれる会社だとしても、その親切に甘えてはいけません。
給料をもらって働くのですから、責任は果たさなければなりません。
そのくらいの覚悟がなければ、結局は周りに迷惑をかけることになります。
年齢に関わりなく、一人前の仕事をしましょう。
一人前の仕事ができるうちは、まだまだ大丈夫です、
元気に働きましょう!!
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