生命保険・医療保険は必要か?

 

60歳をすぎて、これまで保険に加入してきた人は、その保険が今後も必要かどうか、考えてみましょう

必要な保険は年齢や家族の状況によって変わります。

 

保険料、解約返戻金、保障期間、保障内容などは現在の状況に適したものかどうか、一度確認しておきましょう。

 

 

生命保険「死亡保障」は必要か?

 

 

子どもが小さいときには「死亡保障」が必要でしたが、おそらくもうそれほど多くの死亡保障は必要ないでしょう。

ただ、このような保険を簡単に解約しないようにしましょう。

保険に加入した当時は、まだ保険の利率が良い時代だったかもしれません。

そういう保険を解約することは大きな損になります。

 

特に「終身保険」はよく内容を確認して、保険料の支払い期間、解約返戻金を確かめます。

 

支払い期間が終わっていれば、そのまま置いておくことで年々解約返戻金が増えることもあります。

昔の保険は利率が良いので銀行預金以上の利率になっていることがあります。

掛け捨ての定期保険であれば、年齢が上がるにつれて保険料が上がりますから、死亡保障よりも入院に備える医療保障を重視するべきでしょう。

 

いずれにしても、現在加入している(支払いが終了している保険も含めて)保険をまず確認します。

特に病気で新規加入が難しい場合は、加入している保険を大事にしなければなりませんが、どんな見直しが可能かも検討するとよいでしょう。

 

新規加入なら「傷害保険」も視野に入れましょう

 

 

終身タイプの医療保険は保険料がけっこう高くなります。

終身払いにして保険料を安くする方法もありますが、「終身払い」って、いつまで払うことになるでしょう?

解約返戻金もほとんどありません。

合計保険料を考えれば貯蓄したほうが良い、となりかねません。

また、高齢になれば、それほど医療費はかかりません。

むしろ、転倒などの怪我による入院や、怪我が原因で介護状態になることが多いですから、保険料が安い傷害保険に加入することを考えるべきでしょう。

傷害保険は診査なしで加入できますし、多少の死亡保障もつけられます。

 

 

まとめ

 

 

保険は本当に必要かどうかよく考えましょう。

個人年金も保険料を一時払いにしても、あまり利率がよくないので、新規加入はたいして魅力がありません。

お葬式代くらいは残したい、というのであれば、生命保障(死亡保障)のみの保険に入る方法があります。

今後の保険はできるだけ単体のものにしましょう。

 

「がん保険」は「がん保険」の支払い条件に該当して支払いを受けると、そこで保険が消滅します。

ですから、単体の保険にしておくほうが良いのです。

 

 

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