海外で働く

 

国際協力機構(JICA)が青年海外協力隊やシニア海外ボランティアの派遣という事業をしています。

これは、中高年の知恵や技術、知識を発展途上国で生かしてもらうのが狙いです。

対象年齢は40歳以上69歳以下となっています。

年間だいたい500人前後が派遣されています。

 

 

求められる技術と処遇

 

 

機械加工、生産管理、電気設備などの技術関連の需要が多いです。

発展途上国からの要請にもよりますが、全般的に工場や生産現場で技術に関わってきた人へのニーズが高い傾向はあります。

 

とはいえ、観光開発、貿易業務、教育分野などの職種もありますから、技術系ばかりが求められるわけでもありません。

 

JICAが、往復の旅費、現地での生活費、住居費、国内積立金を支給しています。

収入面では、現役時代よりはかなり減ってしまいます。

具体的な海外ボランティアの求人としては、

道路建設機械の維持管理、工作機械の訓練指導、溶接の指導、生産・品質管理、日本語教育、土木工学の講義、農業指導、病院経営、看護教育、ITの情報管理、セキュリティ体制の確立など多様な求人があります。

 

処遇について、JICAは、”ボランティアの理念のもとで、現地の住民と同じ目線で活動できる”人材を求めつつ、”語学研修や健康管理に一層の支援”を考えていると言っています。

 

海外で自分の能力を発揮して社会の役にたち、現地の人に喜ばれるというのは、大変に貴重な経験になりますね。

 

このような経験を通して海外での再就職を実現する人も多くはありませんが出ています。

 

 

ボランティアから就職へ

 

 

人材派遣会社には、海外からの求人案件を扱っている会社もあります。

まずは情報収集が大切です。

インターネットでの情報、人脈を活かした生の情報、人材派遣会社の持っている情報をできるだけ集めます。

その上で、できれば現地に行って、工場や働く現場を見て確かめます。

「契約」となったら、給料、残業手当、引越し費用、など細かいところまで決めておきましょう。

 

就職となると、海外勤務経験や語学力、現地スタッフにはないスキルや能力が求められますし、能力がないと判断されればすぐに解雇されるという厳しさはあります。

 

業績アップという形で結果を出すことが求められますから、自分から業績をアピールするくらいの姿勢を示すことが大切です。

 

 

まとめ

 

 

海外で働くには健康が不可欠です。

JICAでも応募者に対する念入りな健康診断が行われています。

 

その上で、専門知識や技術、さらに現地駐在などの経験があれば、再就職の可能性も広がります。

海外で収入を得るのは簡単ではありませんが、やりがいのある仕事が待ってる、とは言えるでしょう。

 

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